平若左近の馬の霊を鎮める禅正軒の念仏
どんな伝承か
松前町に伝わる話。戦に敗れてこの地へ逃れてきた平若左近という武士は、追っ手に討たれ、乗っていた馬も首を切り落とされた。それ以来、毎晩シャンシャンと鈴の音がして、首のない馬が通るという噂が広まった。土地の人々はこれを鎮めるため、七月十二日の夜に禅正軒へ集まり、念仏を唱えるようになったと『松前町誌』は記す。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第12巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第12巻』所収の「文化叙事伝説」全139話(香川・徳島・愛媛・高知=四国)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。