巡礼松
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どんな伝承か
仏教が固く禁じられていた三百年ほど前のこと。市来町のある家の主人は一夜の宿を貸した六部僧についうっかり自分が仏教徒であることを話してしまい、言いふらされることを恐れて六部を呼び戻して殺し、藪に埋めた。数日後の霜月二十七日の夜、主人の声をまねた呼び声に応じて女中のミツが門を開けに出たきり戻らず、大騒ぎして捜すと血の跡が市来海岸の南戸崎岬近くのミツが瀬まで続き、抜けた爪と髪が残っていた。六部の祟りだとして墓を建て直し、盆正月と彼岸のほか毎年十一月二十七日には盛大な祭りをして霊を慰めたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第14巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第14巻』所収の「文化叙事伝説」「自然説明伝説」全75話(熊本・宮崎・鹿児島=南九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。
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いちき串木野市の伝承
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