由井浜に似ると局が言った江口浜
どんな伝承か
江口浜は伊作田村にある。川があってここで海に入り、江口川と呼ぶ。水源は伊集院の赤仁田、この郷の重平山から出て、川口は満潮のときに舟を泊めることができ、漁戸の集まる所である。この地の西北に隣って赤崎浦があり、丹後局は赤崎を鎌倉の由井浜に似た景色だと言ったと伝える。江口の眺めは、西に甑島を望み、南に野間岳を望んで、風景がすこぶる良いという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第14巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第14巻』所収の「文化叙事伝説」「自然説明伝説」全75話(熊本・宮崎・鹿児島=南九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。