源頼義が馬を繋いだ白山権現社の杉
どんな伝承か
鴻巣市箕田の字二本木にある白山権現社のそばに古い杉があり、源頼義駒繋杉と呼ばれた。昔、源頼義がこの木に乗馬を繋いだことからその名が起こったという。『新編武蔵風土記稿』巻一五〇に見える。また『武蔵遺史』はこれを六孫王駒つなぎの杉と呼び、中山道の駅路の名物であったが、明治四十年十二月に伐採されたと記している。
原典より
ここの白山権現社の傍にある古い杉をいう。—— 埼玉県伝説集成——分類と解説 上(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
埼玉県伝説集成——分類と解説 上(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成)
『埼玉県伝説集成――分類と解説 上』は、韮塚一三郎が埼玉県内の伝説を類型ごとに集めて編んだ伝説集の上巻である。片目の魚、化かす狐や狸、松・杉などの樹木、石や岩、ダイダラ坊と山、清水・渕・池・井戸にまつわる県内各地の伝説を、郷土誌や地誌、『埼玉史談』などの文献と、地元の資料提供者や話者の報告から採って収める。各話に所在地と出典を添え、話型ごとに〈解説〉を置いて全国の類例と信仰の背景を論じ、[参考]文献を挙げる。