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喘息を救うため入定した想海上人

所在地埼玉県鴻巣市(永勝寺)
年代伝承(口承)
登場想海上人、喘息の平癒を願って生きたまま入定した僧
出典日本伝説大系 第5巻

どんな伝承か

旧吹上町の新宿にある永勝寺には入定堂が設けられ、その傍らに五輪の塔が立つ。塔には想海上人が寛文二年二月二十一日に寂したと刻まれている。上人は生きているあいだ喘息に苦しみ通しであったため、後の世の人が同じ病に悩まされずにすむようにと願って、みずから生きたまま土に埋まり入定したと伝える。いまも咳に苦しむ者が願を掛けると治るとされ、平癒したときには竹筒に酒を詰めて納めるならわしが続いている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第5巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第5巻』は、叢書「日本伝説大系」の一巻をなす伝説資料集である。埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨の伝説を扱い、二つの太陽、蹴裂明神、ダイダラボッチ、平将門、源頼朝、豪徳寺の招き猫、黒塚、山の背競べ、親捨てなどの話ごとに、口承を重んじて選んだ例話を掲げる。各項は例話に〔類話〕〔文献〕〔参考〕を添え、類話は伝承地ごとに梗概で示し、文献は近世以後の史料を原文で抄出し、柳田・高木の分類による話型名を併記する。

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