東京からスズキ釣りに来た人が迷い
広告枠(AdSense)
どんな伝承か
取手市に伝わる怪異譚。東京からスズキ釣りに来た人が仲間とはぐれ、一晩中葦原の中をさまよっていた。朝、話者の祖父が家からの帰り道、長町のあたりでしゃがみ込んでいるその人を見つけ、声をかけた。「道に迷ってしまったので、取手の駅までの道を教えてほしい」と頼まれた祖父は、「自分も新町まで帰るところだから一緒に行こう」と誘い、連れ立って歩いた。八坂様のところまで来ると、その人はようやく目が覚めたように我に返った。実はその人は一晩中、川の流れの中を歩き回っていたのだが、それに気づかぬまま釣り竿だけはしっかり担いでいたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・1980年代)
松谷みよ子『現代民話考 9 (木霊・蛇)』を小話単位で全406話収録。木霊(木の精・祟る木)や蛇にまつわる現代の民話・怪異譚を全国から採集し、地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明402話・市区町村判明344話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
種別から探す
取手市の伝承
広告枠(AdSense)