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旅僧が桜で刻んだ七体の観音

所在地長野県中野市大字田上(観音寺)
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典長野県史 民俗編 第4巻 3 (北信地方 ことばと伝承)

どんな伝承か

観音寺の観音さまは、今は聖観音、馬頭観音、勢至観音の三体だが、昔はほかに四体あって全部で七体だったという。昔、全国を行脚していた旅の僧がこの寺にしばらく泊めてもらい、礼をしたくても品がないからと、寺の桜の木を伐って七体の観音を彫り、残していった。それ以来この寺は観音信仰の霊場として多くの参詣者を集めたが、四体は川中島合戦の戦火で焼けてしまったといわれる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

長野県史 民俗編 第4巻 3 (北信地方 ことばと伝承)(長野県史)

『長野県史 民俗編 第4巻(三)北信地方 ことばと伝承』は、長野県史の民俗編のうち北信地方の伝説の章を抜き出したものである。植物・石・水・塚・坂と峠・山・沢と道・城と屋敷・田と原・地蔵や観音・社寺・地名・禁忌の順に、条ごとに採集地を添えて短い伝えを並べる。戸隠の鬼女紅葉、黒姫と大沼池の大蛇、久米路橋の人柱、秋山郷の平家伝説など、善光寺平から奥信濃にかけての土地に結びついた話が多い。

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