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弘法大師を背負ったそばと麦

所在地長野県北安曇郡小谷村大字北小谷大網
年代伝承(口承)
登場弘法大師、旅の僧
出典長野県史 民俗編 第5巻 総説 1 (概説)

どんな伝承か

弘法大師が川を渡ろうとして、麦に背負って渡してくれと頼むと、麦はいやだと断った。そばは気の毒がって、自分が背負おうと引き受けた。寒い時期だったのでそばは足が凍えて赤くなったが、大師はそばが暖かい季節にだけ育つようにしてやった。一方、断った麦は寒い冬のあいだを冷たい思いで過ごさねばならなくなったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

長野県史 民俗編 第5巻 総説 1 (概説)

『長野県史 民俗編 第5巻 総説1(概説)』のことばと伝承の章から、伝説の節を抜き出したものである。長野県全体の伝説を、デーラボッチャ・小泉小太郎・甲賀三郎・黒姫・八面大王・鬼女紅葉・ものぐさ太郎・弘法大師・白米城・早太郎・猫檀家・かっぱ・逆さ木・池の主・人柱・首塚などの題ごとにまとめ、本話のあとに県内各地の類話を地名つきで並べる。県史の地域編と重なる話も多い。

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