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茨城県・霞ヶ浦(2)

所在地茨城県土浦市霞ヶ浦
年代明治三十年
登場中村ときを
出典現代民話考 ― 偽汽車
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どんな伝承か

明治三十年頃、土浦から出航した蒸気船通運丸で奇異な出来事が起きた。船内で酒を飲む乗客三十人の顔が、ある瞬間に天狗の姿に変わっているのを船員が目撃した。木原で乗客が全員下船した後、いつの間にか乗っていた子どもが船内を行き来して消える。その後、積荷のワカサギが全て消えてしまっていたことから、この夜の出来事が単なる幻ではなく、何らかの怪異が起きたことを示唆している。

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出典の文献について

現代民話考 ― 偽汽車(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和〜平成)

松谷みよ子『現代民話考 ― 偽汽車』を小話単位で全525話収録。汽車・船・自動車などの乗り物にまつわる現代の民話・怪談を全国から採集。狐狸が汽車に化ける偽汽車、船幽霊、タクシーに乗る幽霊などを地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明496話・市区町村判明359話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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