さんこ兄いは明治二十六年浦安に生まれてな、十になるか
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どんな伝承か
千葉県浦安市の漁師の話。明治二十六年に浦安で生まれたさんこ兄いは、十歳になるかならぬうちから海に出て漁師になった。ある夏の夕方、相棒と東京湾であさり取りをしていたところ蚊に悩まされ、近くの橋げたに蚊帳を吊って眠り込んだ。目覚めると蚊帳が消えており、見上げると潮が引いて舟が下がったため蚊帳ははるか頭上の橋げたに引っかかっていた。さんこ兄いはその後、人に会うたびに「かやは橋げたになんぞつるもんでねえ」と語ったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 ― 偽汽車(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和〜平成)
松谷みよ子『現代民話考 ― 偽汽車』を小話単位で全525話収録。汽車・船・自動車などの乗り物にまつわる現代の民話・怪談を全国から採集。狐狸が汽車に化ける偽汽車、船幽霊、タクシーに乗る幽霊などを地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明496話・市区町村判明359話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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浦安市の伝承
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