萩の箸を奉納する眼病の白山さま
どんな伝承か
祇園の白山神社は、眼病と虫歯にたいへんご利益があると言われてきた。十月十九日のお九日の祭りには、病気の治った人々が、萩の幹で作った百膳の箸をお礼として奉納したという。また、この神社の境内には、関東三大ケヤキに数えられるほどの大ケヤキが立っていたと伝えられる。語ったのは祇園に住む明治三十六年生まれの人である。
原典より
祇園にある白山神社は、眼病と虫歯にはたいへんご利益があるといわれ、お九日のお祭り(十月十九日)には病気の治った人々が、萩のみきでつくった百ぜんのはしをお礼として奉納した。—— 狭山市史 民俗編(狭山市(狭山市史編さん室/民俗調査担当)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
狭山市史 民俗編(狭山市(狭山市史編さん室/民俗調査担当))
『狭山市史 民俗編』は、狭山市の市史のうち民俗を扱う巻で、ここにはその「五 伝説・昔話・世間話」の部分が収められている。堀兼・入間・奥富・柏原・水富・入間川の各地区で古老の座談会と個別の聞き取りによって集めた話を、話者の地区・名・生年を添えて載せ、不老川や堀兼の井、影隠地蔵、キツネ、豪商綿貫家の話などを含む。伝説は水・動物・植物・地名・人物・塚・神仏・地蔵・妖怪変化など十項に分け、話ごとに[解説]を付す。