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ニワトリとカラスが仲の悪い話(梟紺屋)

所在地埼玉県狭山市大字下奥富
年代不明(昔話)
登場佐藤つる、下奥富、明治二十年生
出典狭山市史 民俗編
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どんな伝承か

昔、ニワトリが紺屋職人で、カラスがお客であった。ある日、カラスが「色よく染めておくれ」とたのんできたので、ニワトリはまっ黒に染めてやった。ところがカラスは染賃を払わずに行ってしまった。ニワトリは怒り、カラスが飛ぶのを見ると「コケコッコー!」とときの声をあげ、染賃を早く払えとさわぐのだという。全国各地ではニワトリではなくて梟になっており、「梟紺屋」の類話にあたる。奥富は川越藩の穀倉地帯といわれ深い山らしいものがなく梟も少なかったので、身近なニワトリに転訛したのではないかと解説されている。

原典より

昔ね、ニワトリが紺屋職人で、カラスがお客でね。—— 狭山市史 民俗編(狭山市(狭山市史編さん室/民俗調査担当)・昭和(昭和五十年代調査・刊行。本文に昭和五十三〜五十四年の採集記載)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

狭山市史 民俗編(狭山市(狭山市史編さん室/民俗調査担当)・昭和(昭和五十年代調査・刊行。本文に昭和五十三〜五十四年の採集記載))

『狭山市史 民俗編』のうち「五 伝説・昔話・世間話」を収録した一次資料。昭和五十年代に堀兼・入間・奥富・柏原・水富・入間川の各地区で座談会・聞き取り調査を行い、明治〜大正生まれの古老から採集した口承文芸を、見出しごとに原文に近い形で記録する。

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