殿様が臨終に望んだ和泉の清水
どんな伝承か
和泉の梁場は、むかし殿様がたびたび遊びに来られたところなので、ここをおやなと呼んだ。殿様が来られるたびに清水端の水を沸かして茶を差し上げていたが、そのお茶がとてもおいしかったので、殿様は清水端の水で沸かした茶が大好物であった。殿様が臨終の際、和泉の清水を飲みたいと言われたので、家来が早馬でこの水を取りに来たそうである。それ以来この清水を殿様の最後の水と呼び伝えている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
会津坂下町史 1(民俗編)――伝説(会津坂下町(編・山口弥一郎ほか)・会津坂下町史・自治体史(民俗))
福島県会津坂下町の自然伝説・歴史的伝説・信仰伝説を網羅する。