束松峠に住みついたどろぼう
どんな伝承か
昔、束松峠にどろぼうが住んでいて、近くの村人は安心して眠ることができなかったそうである。それで村中の人々が相談し、大勢で山狩りを始めた。そのころ峠には茶屋があって、越後街道のことで人通りも多い時であった。どろぼうは、その茶屋の小屋のほし草の中にもぐって寝ていたが、足を出していたのですぐに見つけられ、やりで突き殺されたとのことである。それから村々では、安心して寝られるようになったといわれる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
会津坂下町史 1(民俗編)――伝説(会津坂下町(編・山口弥一郎ほか)・会津坂下町史・自治体史(民俗))
福島県会津坂下町の自然伝説・歴史的伝説・信仰伝説を網羅する。