貝殻淵の異界と二度なりの栗
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どんな伝承か
山口村の和賀川の流域に貝殻淵があり、その少し下流に御前淵がある。昔、田代六処の村人がこの淵の上で木を伐っていて斧を落とし、拾おうとして淵に入ると、思いがけず広い野原に出た。壮麗な御殿の庭に一人の美しい女が立ち、木を損ない騒がすなと戒めて斧を返し、栗の実を数粒くれた。門脇には和賀殿の家に事変のあるとき打つ太鼓があった。女に送られて門を出ると、もとの淵の岸辺であった。この栗を領主和賀殿に献じて植えたのが、今ある二度なりの栗の木だという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
農民俚譚(佐々木喜善・佐々木喜善・東北民俗・大正)
『遠野物語』の語り手・佐々木喜善が大正期に郷里岩手で採集した昔話・伝説・世間話の集成。和賀郡・岩手郡・胆沢郡・紫波郡の各地に伝わる口承を網羅する。
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北上市の伝承
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