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狐憑きを疑われ折檻で死んだ子

所在地千葉県八千代市勝田
年代伝承(口承)
登場大野木弘、話者
出典勝田の民俗――千葉県八千代市勝田

どんな伝承か

五十年ほど前、熱にうなされる日が続く子がいた。親は狐が憑いたのではと疑い、確かめようと夜のうちに枕元へ油揚げを置いた。翌朝それが無くなっていたので、腹の中の狐が食べたに違いないと考え、狐を追い出そうとして子を折檻したところ、子は死んでしまった。油揚げが消えたのは、空腹の子が自分で食べたからだろうと語り手は述べている。

原典より

これはきっと、腹の中のキツネが食べたのだろうということで、子の中のキツネを追い出そうと、子供を折檻した。—— 勝田の民俗――千葉県八千代市勝田(民俗調査報告 第8号・民俗調査報告) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

勝田の民俗――千葉県八千代市勝田(民俗調査報告 第8号・民俗調査報告)

『勝田の民俗――千葉県八千代市勝田』は、民俗調査報告の第8号として勝田の民俗を調べた報告書のうち、「VII 口承文芸」の部分である。昔話・伝説・世間話・なぞの四節に分け、狐女房と女化神社の由来が結びついた昔話、親が汲むと酒になる「子は清水」や佐倉惣五郎の伝説、狐やムジナに化かされた話、狐憑き、神隠し、カマイタチ、幽霊、力石などの世間話を、話者からの聞き書きで収める。多くの話に話者名と生年を添え、狐女房と「子は清水」には解説を付す。

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