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おがせ池の大蛇の宝刀と八百比丘尼

所在地岐阜県各務原市各務(おがせ池)
年代伝承
登場八百比丘尼、村人、人魚の日干しで若返り、八百歳まで生きた老婆の後の呼び名
出典各務原市史 民俗編――地名伝説

どんな伝承か

各務のおがせ池は一帯の用水の源で、昔からさまざまな信仰が寄せられてきた。日照りの年、雨乞いに牛と馬を十頭ずつ供えると、池の大蛇が一人の村人を池に招き入れて腹をさすらせ、口から宝を吐き出して村に授けたという。それが近くの祠にまつられた宝刀だと伝わる。また、池のふもとに住む気立てのよい老婆が歯痛に苦しんでいたとき、ある人がおがせ池の龍宮の土産にもらった人魚の日干しという薬を与えた。老婆は若い娘に生まれ変わり、大安寺の尼となって歯の痛む人を治した。やがて若狭に移り、娘の姿のまま八百歳まで生きたので、若狭の八百比丘尼と崇められたという。

原典より

近くの祠にまつられた宝刀は、日照りの際に、雨乞いのために牛と馬を一○頭ずつ供えたところ、大蛇が一人の村人を池に呼びこみ、腹をさすらせて、…—— 各務原市史 民俗編――地名伝説(各務原市(編)・各務原市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

各務原市史 民俗編――地名伝説(各務原市(編)・各務原市史)

『各務原市史 民俗編――地名伝説』は、各務原市が編んだ市史の民俗編のうち、地名伝説を述べた部分である。小字や俗称の起こりを語る話を、那加・稲羽・鵜沼・蘇原の四地区ごとに集め、浜見塚、与三郎池、甚六屋敷、片葉屋敷、金縄塚、嫁ふり坂、立岩と二つ岩、火の玉橋などを取り上げる。民話の語りを「」で引いたうえで、話の要素や他地方の類話、その土地の今の姿を書き添える。

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