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橋田村の唸る大欅と提灯が消える怪

所在地新潟県中蒲原郡五泉市橋田
年代明治期
登場関谷清次ら村人二三百人
出典妖怪の民俗学――日本の見えない空間
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どんな伝承か

屋敷内の高さ五間の大欅の下で、夜、地蔵祭りの帰りの清次の提灯が突然消え、根元から病人の呻き声が発せられた。連夜、村人二三百人が押しかけ、根元とも樹上ともつかぬ木魚のような呻き声が午前二時まで続き、原因不明のまま茶店まで並んだ。金甕や亡霊の仕業と噂された。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

妖怪の民俗学――日本の見えない空間(宮田登・宮田登・民俗学・昭和(現代民俗学))

民俗学者・宮田登が、妖怪を『日本の見えない空間』の問題として論じた現代民俗学の名著。Ⅰ妖怪のとらえ方では、柳田国男『妖怪談義』の妖怪論(妖怪は出る場所が決まり、零落した神)と、幽霊(都市の人間関係から相手を追って出る)との区別、昭和五十四年に流行した口裂け女(受験社会で母に叱られる子供の心意の投影、『喰わず女房』の鬼女の再来)と産女、島根県松江の雲州皿屋敷のお菊、明治の井上円了の妖怪学と真怪・仮怪の分類を扱う。

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