風が獣のように鳴く平山城址公園
どんな伝承か
著者が東京・日野市の平山城址公園へ移り住んだのは昭和五十二年の夏である。小さな城址だという。ここでは風が吹くたびに、山の獣が鳴いているとしか思えない音が立つ。移った当初は、近くの多摩動物園にいる獣の声と取り違えたほどであった。著者は日本アルプスの眺めを好んで折々出かけており、この城址に響く風の音を書き起こしとして、山にまつわる怪を訪ねていく。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
怪談の世界(山田野理夫・昭和中期(1977年頃))
ザシキワラシ(座敷童子)と福の神(怪談の世界)/遠野・東北の怪異伝承/家運の盛衰と怪音/妖怪と幽霊譚/山田野理夫の怪談採集