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カムイノミを破った扉の轟音

所在地北海道浦河郡浦河町
年代昭和50年代
登場佐藤愛子、アイヌの長老、葛野辰次郎
出典あの世はあった―文豪たちは見た、ふるえた

どんな伝承か

効き目のありそうなことは何でもしようという心境で、佐藤愛子はアイヌの長老エカシの葛野辰次郎に頼み、酒や食べ物を捧げて神を祭るカムイノミを山荘で行ってもらった。迷える霊を鎮めてくださいと神に願う儀式である。ところが長老の祈りが始まって間もなく、家の中から玄関の厚い扉に体を打ちつけるようなドーン、ドーンという得体の知れない音が響いた。やがて祈りは途切れ、長老は気分が悪くなった、これはできないと言い残して帰ってしまった。その後も電話が笛のように鳴るなどの怪異は続いた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

あの世はあった―文豪たちは見た、ふるえた(三浦正雄・矢原秀人・2006年(平成18年))

『あの世はあった――文豪たちは見た!ふるえた!』は、三浦正雄と矢原秀人が二〇〇六年に著した、近代日本の作家や知識人の霊体験を紹介する読み物である。熱海の旅館で遠藤周作と三浦朱門が同時に遭った幽霊、佐藤愛子の心霊現象、菊池寛・宮沢賢治・小泉八雲・土井晩翠・新渡戸稲造・南方熊楠らの体験、夏目漱石の臨死体験を、本人や周囲の文章を引いて語る。一人一章の全十二章にまえがき・あとがきを添え、巻末に霊媒クランドン夫人の実験記録を付録として収める。

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