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屋根を踏み鳴らす重い足音

所在地北海道浦河郡浦河町
年代昭和50〜51年
登場佐藤愛子、娘、家事手伝いの女性
出典あの世はあった―文豪たちは見た、ふるえた

どんな伝承か

別荘が建った翌々年、佐藤愛子が東京へ戻っていた間に、家事手伝いをしていた小説家志望の女性が、真夜中の三時ごろに屋根の上を歩く足音を聞き、恐ろしさのあまり警察を呼んだ。近所では笑い者にされ、佐藤自身も笑ったという。ところが今度は彼女自身が同じ音を聞く。ノッシノッシ、ズッシーンという重い足音が、屋根がすぐ上にある居間でも、二階の寝室でも聞こえてくる。熊か北狐のしわざだと言われたが、熊は食料に困らねば人家を襲わず屋根にも登れない、狐も高い所へは上がらないのだった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

あの世はあった―文豪たちは見た、ふるえた(三浦正雄・矢原秀人・2006年(平成18年))

『あの世はあった――文豪たちは見た!ふるえた!』は、三浦正雄と矢原秀人が二〇〇六年に著した、近代日本の作家や知識人の霊体験を紹介する読み物である。熱海の旅館で遠藤周作と三浦朱門が同時に遭った幽霊、佐藤愛子の心霊現象、菊池寛・宮沢賢治・小泉八雲・土井晩翠・新渡戸稲造・南方熊楠らの体験、夏目漱石の臨死体験を、本人や周囲の文章を引いて語る。一人一章の全十二章にまえがき・あとがきを添え、巻末に霊媒クランドン夫人の実験記録を付録として収める。

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