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坂野坂トンネルで戻り続ける供養石

所在地愛知県(坂野坂トンネル)
年代昭和
登場柵木、保線作業員(仮名)
出典心霊大全

どんな伝承か

東海道新幹線が豊橋を過ぎてまもなく入る坂野坂トンネルでは、昭和三十九年十月の開業直後から怪しいことが続いた。運転士や食堂車の女性が、窓に映る青白い男の顔を見ておびえ、早朝のレール点検車の前には工夫姿の男が立ちふさがって、光が届くと消えた。現れるのはいつも西口から二百メートルほど入った地点で、工事で亡くなった五人のうちの誰かの霊と噂された。その近くでは湧き水が赤錆色に染まっていた。保線係の柵木さん(仮名)は山から石を運び、西口に据えて供養としたが、石はいつの間にか赤い水の地点へ移っていた。運び戻した作業員は相次いで大けがをし、石は今もその場所にあるという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

心霊大全(中岡俊哉・2000年(平成12年))

『心霊大全――20世紀の超自然現象世界』は、中岡俊哉が二〇〇〇年(平成十二年)に著し、ミリオン出版から刊行した超常現象の総覧である。日本各地と世界各国の怪奇現象・伝説・心霊の地を県別・国別に紹介し、心霊写真・自動書記・憑依などの心霊現象、臨死体験と輪廻転生、透視・念力などの超能力、手かざしの治療を解説する。全六章から成り、巻末に著者インタビュー、著書・ビデオ作品一覧、あとがき、著者略歴を付す。

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