屈斜路湖の写真に写った五人目
どんな伝承か
阿寒国立公園にある屈斜路湖では、たびたび奇怪なことが起きるという。一九七二年、高校三年生だった森という青年が友人五人と湖に出かけ、湖畔でふざける四人にシャッターを切った。ところが現像された写真には五人の顔が写っていた。友人四人はピントが合っているのに、見知らぬ女だけがややぼやけている。細面で右目がやや大きく、下唇に大きな傷があり、年は二十一から二十五ほどに見えた。著者が引き伸ばして鑑定したところ細工ではなく、後に知人が、一九六六年に失恋を苦に屈斜路湖で自殺した女性だと教えた。
原典より
阿寒国立公園にある屈斜路湖では、よく奇怪なことが起きている。—— 心霊大全(中岡俊哉・2000年(平成12年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊大全(中岡俊哉・2000年(平成12年))
『心霊大全――20世紀の超自然現象世界』は、中岡俊哉が二〇〇〇年(平成十二年)に著し、ミリオン出版から刊行した超常現象の総覧である。日本各地と世界各国の怪奇現象・伝説・心霊の地を県別・国別に紹介し、心霊写真・自動書記・憑依などの心霊現象、臨死体験と輪廻転生、透視・念力などの超能力、手かざしの治療を解説する。全六章から成り、巻末に著者インタビュー、著書・ビデオ作品一覧、あとがき、著者略歴を付す。