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新井田川を漂うかん子の火の玉

所在地青森県八戸市大字新井田岩淵(法道院)
年代昭和
登場かん子、火の玉の由来となった娘
出典心霊大全

どんな伝承か

昭和初期の頃まで、住友セメント八戸工場の西側にある汐入や岩淵のあたりで、火の玉が飛ぶのをたびたび住民が目撃した。火の玉はまるで人が散歩するように、新井田川の流れに沿って川下の湊の方へ、あるいは川上の新井田の方へゆっくり移動したという。由来はこう伝わる。八戸市岩淵の法道院に、かん子という美しい一人娘がいた。湊へ嫁いで子までもうけたが実家へ戻り、婚家へ帰れと責め立てられ、ついに銀杏の木で首をくくって死んだ。親たちが銀杏の木に吊して責め殺し、遺体を木の下へ逆さに埋めたともいう。浮かばれぬかん子の霊が火の玉になったのだという。

原典より

昭和初期の頃まで、住友セメント八戸工場の西側にある汐入、岩淵の村のあたりで、火の玉が飛んでいるのが、たびたび周辺の住民によって目撃されていた。—— 心霊大全(中岡俊哉・2000年(平成12年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

心霊大全(中岡俊哉・2000年(平成12年))

『心霊大全――20世紀の超自然現象世界』は、中岡俊哉が二〇〇〇年(平成十二年)に著し、ミリオン出版から刊行した超常現象の総覧である。日本各地と世界各国の怪奇現象・伝説・心霊の地を県別・国別に紹介し、心霊写真・自動書記・憑依などの心霊現象、臨死体験と輪廻転生、透視・念力などの超能力、手かざしの治療を解説する。全六章から成り、巻末に著者インタビュー、著書・ビデオ作品一覧、あとがき、著者略歴を付す。

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