死んだ助手が写り込む四枚の写真
どんな伝承か
一九五八年九月二十七日、著者は映画の脚本打ち合わせで、神奈川県葉山に住む映画美術監督・水谷浩を訪ねた。水谷は不思議な四枚の写真を見せた。屋外で男優女優が写る写真の脇に、グレーの作業服姿で眼鏡の男が立っている。それは半年前に病死した水谷の助手だった。時代劇や四谷怪談のセット写真、さらに大分県別府のホテルロビーで撮った写真にも、同じ作業服の男が写り込んでいた。二重写しや残像ではなく、専門家にも原因は分からなかった。著者は写真を借り、アメリカとポーランドの博士に鑑定を依頼、両者とも死者の霊体と断じた。これが著者の心霊写真研究の出発点となった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊大全(中岡俊哉・2000年(平成12年))
『心霊大全――20世紀の超自然現象世界』は、中岡俊哉が二〇〇〇年(平成十二年)に著し、ミリオン出版から刊行した超常現象の総覧である。日本各地と世界各国の怪奇現象・伝説・心霊の地を県別・国別に紹介し、心霊写真・自動書記・憑依などの心霊現象、臨死体験と輪廻転生、透視・念力などの超能力、手かざしの治療を解説する。全六章から成り、巻末に著者インタビュー、著書・ビデオ作品一覧、あとがき、著者略歴を付す。