死んだアシスタントが写る心霊写真
どんな伝承か
一九五八年九月二十七日、著者は映画の脚本打ち合わせで、神奈川県葉山に住む映画美術監督・水谷浩を訪ねた。水谷は不思議な四枚の写真を見せた。屋外で男優女優が写る写真の脇に、グレーの作業服姿で眼鏡の男が立っている。それは半年前に病死した水谷の助手だった。時代劇や四谷怪談のセット写真、さらに大分県別府のホテルロビーで撮った写真にも、同じ作業服の男が写り込んでいた。二重写しや残像ではなく、専門家にも原因は分からなかった。著者は写真を借り、アメリカとポーランドの博士に鑑定を依頼、両者とも死者の霊体と断じた。これが著者の心霊写真研究の出発点となった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊大全(中岡俊哉・1970年代~1980年代)
奇怪なお菊人形(心霊大全)/心霊写真と自殺者の霊/北海道の怪奇現象/憑依と祟り/中岡俊哉の心霊蒐集