葉山御用邸に現れた坂本竜馬
どんな伝承か
明治三十七年七月六日、葉山の御用邸に坂本竜馬の幽霊が現れたと伝えられる。目にしたのは昭憲皇太后のほか、皇后太夫の香川敬之、宮内大臣の田中光顕伯らだったという。本文はこれ以上の経緯を語らず、居合わせた人の名を並べるにとどめている。著者は、和泉式部の歌や『今昔物語』の複体の記事、源融の霊、菅原道真の亡霊などを順に挙げたうえで、日本の幽霊にまつわる文献は数え切れないと述べ、その一例としてこの一件を置いている。
原典より
明治三十七年七月六日(一九〇四年)葉山御用邸に坂本竜馬の幽霊が現われ、昭憲皇太后、皇后太夫の香川敬之氏、宮内大臣の田中光顕伯等がこれを見たと云われる。—— 霊魂の世界 ― 心霊科学入門(板谷松樹・心霊科学入門・昭和) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
霊魂の世界 ― 心霊科学入門(板谷松樹・心霊科学入門・昭和)
第一章 心霊に関する記録と文献(古代人の霊魂観・幽霊を見た記録・キリスト教関係の心霊の記録・ルルドの奇蹟・わが国の心霊文献)をはじめ、心霊科学の諸現象を入門的に解説。各事例の冒頭に【日付】【場所】【人物】【状況】マーカー付きで網羅した心霊科学入門書。