浅野追悼会で説いた心霊現象と奇術
どんな伝承か
昭和二十六年二月三日の午後、蔵前工業会館で開かれた浅野先生の十五周年追悼会で、著者が述べた所感の大要である。心霊研究への関心は一般にも科学者の間にも高まりつつあるという。心霊現象に最も強く反対するのは一部の奇術師で、暗い所で机や人形を動かすのは幕の陰に助手を置いて紐で吊れば済み、幽霊は反射鏡で作れ、心霊写真も今の写真技術ならもっと面白いものができると言う。しかしこれは実験の条件を無視した意見で、条件を確かめれば納得がいくと著者は反論する。科学者にも、霊媒から離した机が上がらないのは手品の証拠だとする者がいる。
原典より
* 随想,* **付録*** 本書の編集にあたって,* 著者紹介### **資料の概要**この資料は、電気学界の権威でありながら心霊研究のベテランでもあった後藤以紀氏が、科学者の視点から心霊現象を分析・解…—— 心霊科学と自然科学 ― 一科学者から見た心霊研究(後藤以紀・日本心霊科学協会叢書・1983年(昭和58年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊科学と自然科学 ― 一科学者から見た心霊研究(後藤以紀・日本心霊科学協会叢書・1983年(昭和58年))
『心霊科学と自然科学――一科学者から見た心霊研究』は、後藤以紀が昭和五十八年に序を記してまとめた心霊研究の論集である。東大教授・電気試験所所長を務めた著者が、亀井三郎・津田江山らの物理的心霊現象の実験、渡米中にニューヨークで見た現象、ラインハートの実験などを自然科学の立場から検討する。座談と質疑応答、論文、心霊科学と自然科学、心霊現象の種々相、心霊随想の五部からなり、昭和十五年以来『心霊研究』『科学世界』などに載せた文を収める。