ラインハート実験を検証した十六人の会
どんな伝承か
日本心霊科学協会は昭和三十三年五月三十一日、大岡山同好会館で、キース・ミルトン・ラインハートの実験会についての検討会を開いた。出席者は吉田理事長のほか宮沢、田中、粕川、後藤、板谷の各理事、富岡宮司、長谷川秀治ら三人の医学博士、超科研の会員らを合わせて十六名である。ラインハートの実験には赤外線写真や録音のほか、日本電気やNHKの好意で用意した赤外線暗視装置やテレビジョンまで持ち込まれ、本人も世界で初めてだと驚いた。だが現象は閉じたキャビネットの内側で起き、結果だけが示されたため、新鋭の装置は力を発揮できなかった。
原典より
出席者板谷 松樹大谷 宗司岡田 光生粕川 章子後藤 以紀駒宮 安男高岡 要—— 心霊科学と自然科学 ― 一科学者から見た心霊研究(後藤以紀・日本心霊科学協会叢書・1983年(昭和58年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊科学と自然科学 ― 一科学者から見た心霊研究(後藤以紀・日本心霊科学協会叢書・1983年(昭和58年))
『心霊科学と自然科学――一科学者から見た心霊研究』は、後藤以紀が昭和五十八年に序を記してまとめた心霊研究の論集である。東大教授・電気試験所所長を務めた著者が、亀井三郎・津田江山らの物理的心霊現象の実験、渡米中にニューヨークで見た現象、ラインハートの実験などを自然科学の立場から検討する。座談と質疑応答、論文、心霊科学と自然科学、心霊現象の種々相、心霊随想の五部からなり、昭和十五年以来『心霊研究』『科学世界』などに載せた文を収める。