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首を切られて血を流した首欠地蔵

所在地茨城県取手市小文間(首欠地蔵)
年代明治十
登場斎藤惣四郎、村役人・墓地の持ち主
出典相馬伝説集

どんな伝承か

取手市小文間のほぼ中央、地蔵の前にある地は、昔は村役人斎藤惣四郎の墓地であったが、たびたび化け物が出て人を驚かすので、土地を取り替えたという。ここは一色氏の首切り場で、石の地蔵が立っていた。明治十年代のころ、何者かがこの地蔵の首を切って脇に捨てたところ、体から血のようなものが流れ出した。当時あたりに人家はなく通るのも恐ろしい場所であったが、土地の人が見つけて評判になり、見物人が大勢押しかけた。村人は堂を建て、毎年七月二十三日に祭りを行うようになり、今では人家も増え、小学校や小料理店もできて参詣者に便利になっている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

相馬伝説集(寺田喜久(狂花)・相馬郷土研究・1922年(大正11年))

『相馬伝説集』は、寺田狂花が著し、大正十一年二月の自序を付した下総相馬地方の伝説集である。北相馬郡の小文間・布川・取手・守谷などを中心に、平将門や一色宮内にまつわる伝承、寺社の縁起、城址や墓碑、相馬霊場の札所を記し、猿島郡・結城郡・東葛飾郡などの伝説にも及ぶ。巻頭に緒言と坂巻湖舟の序・自序を置き、「△」を付けた小項目を土地ごとに並べ、『相馬日記』『下総旧事考』などの記事を引き、相馬の俗信も書き留めている。

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