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霊夢に導かれ佛島の塚に地蔵を得た延命寺縁起

所在地茨城県取手市岡(親王山延命寺)
年代延元
登場覺錢上人、平將門、覺如、地蔵を祈念した武将、庵主・延命寺の初代座主
出典相馬伝説集

どんな伝承か

延命寺の開基は鳥羽院の頃、紀州根来の覚銭上人と伝えられる。上人は保元元年正月二十四日の夜、下総国岡村の地蔵だと名のる僧形の者の夢を見た。将門が朝夕祈った地蔵で、縁者のあなたが東国へ下って一寺を建てれば無縁の衆生まで救われる、という告げだった。十余年後の長承三年正月、再び空中に声があり、菩薩の像が光を放って東へ飛び去った。上人が東国に下ると、ある夜、泊まった草庵の裏の竹林から怪しい光が出た。堀に囲まれ草木の茂る中の塚で、庵主が親王戦廟の地だと言うそこから一体の地蔵菩薩を得た。以来この地を佛島と呼び、保延元年に一寺を建てて親王山延命寺と号し、庵主の覚如を座主に定めて上人は根来へ帰ったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

相馬伝説集(寺田喜久(狂花)・相馬郷土研究・1922年(大正11年))

『相馬伝説集』は、寺田狂花が著し、大正十一年二月の自序を付した下総相馬地方の伝説集である。北相馬郡の小文間・布川・取手・守谷などを中心に、平将門や一色宮内にまつわる伝承、寺社の縁起、城址や墓碑、相馬霊場の札所を記し、猿島郡・結城郡・東葛飾郡などの伝説にも及ぶ。巻頭に緒言と坂巻湖舟の序・自序を置き、「△」を付けた小項目を土地ごとに並べ、『相馬日記』『下総旧事考』などの記事を引き、相馬の俗信も書き留めている。

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