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天正二年創建の寺田本郷の東漸寺

所在地茨城県取手市本郷(東漸寺)
年代享保三年
登場—
出典相馬伝説集

どんな伝承か

東漸寺は寺原村の寺田本郷にある天台宗の寺で、相馬八十八ヶ所第七十一番の札所である。天正二年に初めてこの地に創建されたが、正徳二年に火災に遭い、享保三年になって現在の伽藍が再建されたという。寺宝には三十三観音像の曼荼羅がある。その境内の観音堂の前には目隠しの銀杏と呼ばれる大木があり、里人の言い伝えでは、昔この観音堂の前を騎馬で通る者は必ず落馬して病を得た、御前を騎行する罰であるとして郷人が相談し、乗馬する者から堂を隠すために銀杏を植えたのだという。周囲は一丈余りある。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

相馬伝説集(寺田喜久(狂花)・相馬郷土研究・1922年(大正11年))

『相馬伝説集』は、寺田狂花が著し、大正十一年二月の自序を付した下総相馬地方の伝説集である。北相馬郡の小文間・布川・取手・守谷などを中心に、平将門や一色宮内にまつわる伝承、寺社の縁起、城址や墓碑、相馬霊場の札所を記し、猿島郡・結城郡・東葛飾郡などの伝説にも及ぶ。巻頭に緒言と坂巻湖舟の序・自序を置き、「△」を付けた小項目を土地ごとに並べ、『相馬日記』『下総旧事考』などの記事を引き、相馬の俗信も書き留めている。

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