足利尊氏が戸頭郷を寄進した香取社
どんな伝承か
取手市戸頭の香取社は経津主命を祀り、創建の年代は明らかでない。足利尊氏が武運長久を祈った社と伝えられ、観応三年七月十三日付で、天下安全と武運長久のために下総の戸頭郷を香取社に寄進するので祭祀を怠りなく務めよ、という趣旨の尊氏の寄進状が伝わっている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
相馬伝説集(寺田喜久(狂花)・相馬郷土研究・1922年(大正11年))
『相馬伝説集』は、寺田狂花が著し、大正十一年二月の自序を付した下総相馬地方の伝説集である。北相馬郡の小文間・布川・取手・守谷などを中心に、平将門や一色宮内にまつわる伝承、寺社の縁起、城址や墓碑、相馬霊場の札所を記し、猿島郡・結城郡・東葛飾郡などの伝説にも及ぶ。巻頭に緒言と坂巻湖舟の序・自序を置き、「△」を付けた小項目を土地ごとに並べ、『相馬日記』『下総旧事考』などの記事を引き、相馬の俗信も書き留めている。