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榊の下の無名塔と柴崎様

所在地千葉県我孫子市柴崎(柴崎様)
年代天慶二年
登場桔梗の前、大井儀右衛門、大炊豊後守、大炊豊後守の子孫の名主、将門の従者・寺田大山城主
出典相馬伝説集

どんな伝承か

取手へ通じる水戸街道沿いの柴崎村、西側の八十八ヶ所道から北へ一町ほどの所に、千年を経たという榊の大木があり、その下に柴崎様と呼ばれる無名の塔がある。中に天慶二年九月十七日の日付と法号を記した位牌があるが、字はほとんど読めず、誰を葬ったのかわからない。古老によれば、村には将門の従者だった大炊豊後守の子孫という大井儀右衛門の家があり、同じ天慶二年の先祖の位牌や頸天神を伝えている。また、柴崎様の屋敷地に大柄な男が家を建てて農業をしたが、二、三年のうちに妻子を残して死に、以来そこに家を建てる者はなく、小祠を建てて柴崎様と呼び、参詣する人が多いという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

相馬伝説集(寺田喜久(狂花)・相馬郷土研究・1922年(大正11年))

『相馬伝説集』は、寺田狂花が著し、大正十一年二月の自序を付した下総相馬地方の伝説集である。北相馬郡の小文間・布川・取手・守谷などを中心に、平将門や一色宮内にまつわる伝承、寺社の縁起、城址や墓碑、相馬霊場の札所を記し、猿島郡・結城郡・東葛飾郡などの伝説にも及ぶ。巻頭に緒言と坂巻湖舟の序・自序を置き、「△」を付けた小項目を土地ごとに並べ、『相馬日記』『下総旧事考』などの記事を引き、相馬の俗信も書き留めている。

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