腰下の病に効く子将神
どんな伝承か
子将神は我孫子町の南のはずれ、手賀沼を見下ろす高台にある。村上天皇の御代に吾孫公の子孫が祀ったものと伝えられ、腰から下の病に霊験があるといって、遠近から参詣に訪れる男女がとても多い。参道は一町余りで、老松が起伏して濃い緑を空にそびえさせ、足もとには手賀沼の青い水が広がって、山水の趣を備えた稀に見る景勝である。春の桜、真夏の避暑地としても知られ、新四国相馬八十八ヶ所の第三十八番にあたる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
相馬伝説集(寺田喜久(狂花)・相馬郷土研究・1922年(大正11年))
『相馬伝説集』は、寺田狂花が著し、大正十一年二月の自序を付した下総相馬地方の伝説集である。北相馬郡の小文間・布川・取手・守谷などを中心に、平将門や一色宮内にまつわる伝承、寺社の縁起、城址や墓碑、相馬霊場の札所を記し、猿島郡・結城郡・東葛飾郡などの伝説にも及ぶ。巻頭に緒言と坂巻湖舟の序・自序を置き、「△」を付けた小項目を土地ごとに並べ、『相馬日記』『下総旧事考』などの記事を引き、相馬の俗信も書き留めている。