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岡の一つ井戸

所在地千葉県我孫子市岡発戸(一つ井戸)
年代伝承
登場—
出典相馬伝説集

どんな伝承か

我孫子町の岡発戸という部落には、井戸が一つより外にない。この部落では井戸を鑿ると必ず一家が断絶すると言い伝えている。先年、部落のある人が家族の少ないのを憂えて、所の鎮守に祈願したうえで井戸を掘ったが、五年ばかりのうちに家族が全部死に絶えてしまったという。四十戸ばかりの部落の人々は、鎮守の下に清水の湧き出る三間四方もある井戸から水を汲み、飯の用に当てている。これはその所の鎮守が井戸を嫌うのであると伝えられている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

相馬伝説集(寺田喜久(狂花)・相馬郷土研究・1922年(大正11年))

『相馬伝説集』は、寺田狂花が著し、大正十一年二月の自序を付した下総相馬地方の伝説集である。北相馬郡の小文間・布川・取手・守谷などを中心に、平将門や一色宮内にまつわる伝承、寺社の縁起、城址や墓碑、相馬霊場の札所を記し、猿島郡・結城郡・東葛飾郡などの伝説にも及ぶ。巻頭に緒言と坂巻湖舟の序・自序を置き、「△」を付けた小項目を土地ごとに並べ、『相馬日記』『下総旧事考』などの記事を引き、相馬の俗信も書き留めている。

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