目を突いた明神の使いと麻の禁忌
どんな伝承か
浮金では麻をつくることが禁じられていた。昔、この里の鎮守の明神さまのお使いの蛇が、麻畑で目を突いて座頭になったといい、それ以来、麻をつくると悪いことが度々起こった。そこでこの里では麻をつくらなくなったという。こぼれ種から麻が自生しても悪いことが起こるといって、里人は気をつけていた。麻の禁忌を語る同じような伝説は、小野赤沼その他にもあるという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
小野町史 民俗編――伝説(小野町(編)・小野町史・自治体史(民俗))
『小野町史 民俗編』第九章所収の伝説。福島県田村郡小野町に伝わる口承を採録する。