小町が見とれた八幡坂の片葉の葦
どんな伝承か
小野山神から田母神へ越える八幡坂のところに谷地があり、葦が茂っている。昔、小野小町がそこを通ったとき、あまりに美しかったので葦が見とれてしまい、葉がみんな片方に寄ってしまった。それ以来この谷地の葦は片葉の葦になったと伝えられている。八幡坂は小野山神と田母神とを結ぶ坂で、そこだけ葦の葉が一方に片寄っていると語り継がれてきた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
小野町史 民俗編――伝説(小野町(編)・小野町史・自治体史(民俗))
『小野町史 民俗編』第九章所収の伝説。福島県田村郡小野町に伝わる口承を採録する。