八幡太郎の矢が割った石の花
どんな伝承か
田母神字姉屋と小野山神との境の峠に八幡さまが祀ってある。そこから少し小野山神寄りに下ったところに、畳二、三畳ほどの平たい石がある。昔は何百年もたつ笠松が覆いかぶさっていたが枯れてしまった。この石には八幡太郎が足を踏ん張って矢を射た跡が残るといい、その矢は遠く離れた石に当たって、石は花のように割れた。それでそこを石の花と呼ぶ。石に当たった矢が折れて飛んだところをトヤ、イヤといい、その矢を拾い集めて埋めたところをイヤノメというと伝えている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
小野町史 民俗編――伝説(小野町(編)・小野町史・自治体史(民俗))
『小野町史 民俗編』第九章所収の伝説。福島県田村郡小野町に伝わる口承を採録する。