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大鯰と要石が起こす地震の伝え

所在地東京都
年代伝承(古代〜近世)
登場民衆
出典動物妖怪譚

どんな伝承か

地震は地中の大鯰が動くために起こり、鹿島の要石がその頭を押さえているという。だが鹿島の古記録をたどると地震はたびたび起きており、そのつど神官が異変の前触れではないかと幕府へ届け出ていた。似た言い伝えは各地にあり、アイヌは海の底の巨魚が動くせいだとし、その魚が潮を呑めば引き潮、吐けば満ち潮になると語る。台湾では大鯉や牛豚、蒙古では蝦蟇、北米では大亀、印度では角に大地を載せた牛が蠅を追って身じろぎするからだと説く。鯰が地震の前に騒ぐのは土地の変動を感じるためで、騒ぐから揺れるのではないと著者は記す。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

動物妖怪譚(日野巌・日野巌・動物妖怪譚・1926年(大正15年))

『動物妖怪譚』は、日野巌が大正六年に筆を起こし、大正十一年の跋と大正十五年の再記を添えて著した伝説の動物の研究書である。鬼・天狗・河童・人魚・雪女・龍・雷獣・狐・狸・獏・鯰・猫など日本の伝説に現れる動物を取り上げ、記紀や万葉集から近世の随筆までの記事を原文の引用ごと示して起源と変遷をたどる。序論で起原・歴史的変遷・分類を論じたのち二十六の項目を立て、結論では迷信から科学へ近づくことを説いて閉じる。

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動物妖怪要石

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