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船へ逃げ込んだ狐と大鯉の礼

所在地東京都(豊島川財神谷)
年代江戸期
登場御番衆大久保清左衛門と漁師
出典科学的教養

どんな伝承か

御番衆の大久保清左衛門が豊島川の財神谷で漁師を雇い、網を打たせた。ところが一向にかからず、酒を飲んで時を過ごしていると、犬に追われたらしい野狐が一散に駆けてきて船へ飛び込み、うずくまった。不猟の腹いせに縛って土産にしようと騒ぐ一同を、船頭と漁師が押しとどめた。狐は稲荷の使いであり、罪もないものを苦しめても益はないという。岸へ寄せて放してやると、その後の一網で三年ものと思われる大きな鯉がかかった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

科学的教養(小泉丹・小泉丹・科学論・1948年(昭和23年))

『科学的教養』は、小泉丹が昭和二十三年に春秋社から刊行した、科学的なものの見方を説く評論である。精確さ・合理性・実証の面から科学的と非科学的の違いを論じ、河童の記録や呪いの効き目、『耳袋』の怪異談、狐憑き、幽霊・化物屋敷、人魂・鬼火・怪火を例に、日本人のものの考え方を検討する。昭和十七年に書いた前版を戦後に改稿したもので、序と起序に続く七章から成り、旧稿の終わりの二章を除いたと序に記す。

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狐報恩漁稲荷耳袋

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