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新田大明神の草を採った小僧

所在地東京都大田区矢口(新田大明神)
年代玄端の壮年時
登場玄端、新田義興、召使の小僧、墳墓に祀られる武将
出典科学的教養

どんな伝承か

玄端が若かった頃の話として伝わる。同業の者四、五人と薬草を採りに出かけ、新田義興の墓所である新田大明神まで来た。当時そこは竹が植えられていたという。連れていた小僧が境内の草を摘み、周りが止めても聞かなかった。宿へ戻ると小僧は正気を失い、自分の注連の草を採ったのが憎いと繰り返し叫び続けた。家中が驚いて草をもとの場所へ返したところ、小僧はけろりと治ったという。英雄の怒りが神霊となって残ったのだろうと語られている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

科学的教養(小泉丹・小泉丹・科学論・1948年(昭和23年))

『科学的教養』は、小泉丹が昭和二十三年に春秋社から刊行した、科学的なものの見方を説く評論である。精確さ・合理性・実証の面から科学的と非科学的の違いを論じ、河童の記録や呪いの効き目、『耳袋』の怪異談、狐憑き、幽霊・化物屋敷、人魂・鬼火・怪火を例に、日本人のものの考え方を検討する。昭和十七年に書いた前版を戦後に改稿したもので、序と起序に続く七章から成り、旧稿の終わりの二章を除いたと序に記す。

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