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宗門改帳が示す生家継承型の半檀家

所在地熊本県玉名郡長洲町大字腹赤
年代慶安2年・1649
登場宗門改帳の家々、杉本尚雄、研究者(宗門改帳の分析)
出典霊魂の行方

どんな伝承か

男女で属する寺が分かれる半檀家には、二つの型がある。著者が千葉県市原の一帯で調べたのは、男の寺と女の寺が家ごとに決まって動かない型で、これを固定型と呼ぶ。これに対し、杉本尚雄が熊本県腹赤村の慶安二年の宗門改帳から示したものは、他家から嫁いできた女がそのまま生家の寺に属し、生んだ娘も母方の寺に入るために生じた分かれ方で、生家継承型と名づけられる。三世代以上が一つの帳面に並び、通婚の範囲が広いのに寺がひとところに集まっている土地であれば、代ごとに妻の寺が違うことが読み取れ、この型であることがはっきり分かるという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

霊魂の行方(最上孝敬・最上孝敬・葬送民俗・1984年(昭和59年))

『霊魂の行方』は、最上孝敬の葬送習俗に関する論説を集め、名著出版が昭和五十九年に刊行した論集である。死者の霊を家から送り出す霊送りやカラダビ、骨掛け、男女別墓制と半檀家、無縁仏、盆と施餓鬼、葬儀の水など、千葉・埼玉をはじめ各地で聞き取った習俗と既刊の報告をもとに論じる。「霊送りとその周辺」「葬送の諸問題」「葬祭の民俗」の三章に二十八篇を収め、巻末に初出一覧、大島建彦の解説、年譜、著作目録を付す。

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半檀家生家継承型男女別固定型

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