トップ > 石川県の伝承 > 白山市

平家の残党が構えた構屋壁

所在地石川県白山市河内町板尾(構屋壁)
年代伝承(口承)
登場尾野氏、構屋の背後に屋敷跡を残す一族(L539は小野氏と書く)
出典河内村史 下巻(民俗編)――白山麓の伝説

どんな伝承か

板尾川と古板尾川が分かれる所の、岩の小高い丘は構屋と呼ばれ、その岩場はカマヤカベと呼ばれている。平家の残党が逃れて板尾の古屋敷に住みついたとき、源氏の追っ手に備えて見張りと防戦の構えを置いた要害の地だったと伝えられる。昔は岩に一米ほどの細い道があるだけだったが、いまは林道が通っている。その背後には尾野氏が住んだという広い屋敷跡があり、奥にも屋敷跡がいくつも残って、土の中から当時の暮らしの道具が見つかったり、川辺で皿が十枚も出たりしたことがある。板尾の人々は四百年ほど前に古屋敷から今の地へ移ったという。

原典より

かまやは構屋で、平家の残党がのがれて、板尾の古屋敷に定住し、源氏の追討にそなえて見張りと防戦に備えた要害の地であった。—— 河内村史 下巻(民俗編)――白山麓の伝説(河内村(編)・河内村史) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

河内村史 下巻(民俗編)――白山麓の伝説(河内村(編)・河内村史)

『河内村史 下巻(民俗編)――白山麓の伝説』は、白山麓の河内村の村史の民俗編から、民話・伝説と故事を記した節を収めたものである。白山の千蛇ヶ池や富士山との背くらべ、高ボウケの大蛇、猿仏の名号、おひなの荒、天狗、菊酒、池の金山の伝説など、村と周辺に伝わる話を、白山関係の古文書や郡誌を引きながら記す。第三節「民話 伝説」、第四節「故事 伝説」、第五節「伝説」に分け、話ごとに題を立てて由来や現地のようすを添えている。

種別から探す

平家落人屋敷跡

白山市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『河内村史 下巻(民俗編)――白山麓の伝説』の伝承