弘法大師の 超 記憶術
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どんな伝承か
超人的な記憶力を授けるという呪術に、虚空蔵菩薩求聞持法がある。弘法大師は『三教指帰』で、阿波の一沙門にこの法を授けられ、阿国の大滝の岳に登り、土州室戸の崎で勤念したところ、明星が来影したと記す。定められた方法で真言を百万遍唱えれば一切の教法を暗記できるという。道場は東南西の三方が開けた所に構え、東の壁に窓を設けて明星の光を迎え、月輪形の板に虚空蔵菩薩を描いて安置する。塩や茸・海草を断ち黄衣を着て明星を礼拝し、五十日か百日の苦行を日蝕・月蝕の日に成就するとされた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
呪術と占いの日本史(渋谷申博・瓜生中・呪術・占い史・現代(解説))
渋谷申博・瓜生中『呪術と占いの日本史―歴史を動かし庶民が信じた知られざる闇の系譜』。古代から近世まで、日本史を動かした呪術・占い・呪詛・怨霊を時代別に解説する。第一章(古代)では屈葬・土偶の人形呪術・鳥信仰、卑弥呼の鬼道、大国主尊伝説、トコヒの呪いと盟神探湯(ウケヒの審判)、妖怪にされた土蜘蛛、景戒の夢占い、人柱伝説、橘奈良麿の僧人形・子狐串刺しの呪詛、童謡の予言、道鏡と宇佐神宮の託宣、怨霊の祟りと遷都を扱う。
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室戸市の伝承
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