茂林寺の夕顔観音
どんな伝承か
松川にかかる相生橋の近くの茂林寺に、夕顔観音が祀られている。身の丈五寸ほどの小さな像で、子を妊った者が夕顔かかんぴょうを絶って祈願すると安産するという。そのためこの近くでは夕顔を作らない。それを知らずに他国から来た商人がここで店を開き、大変繁昌したのだが、知らずに夕顔を植えてからは、店に来る客が一人減り二人減りして、ついに店を閉めてどこかへ移っていったことがあったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
米沢市史 民俗編――伝説(米沢市(編)・米沢市史・自治体史(民俗))
『米沢市史 民俗編』第八章口承文芸所収の伝説。山形県米沢市に伝わる鳥獣草木・山川湖沼・地蔵社寺の伝説を採録する。