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青野の五軒を回る十所社神主の家祈禱

所在地愛知県北名古屋市西之保青野
年代伝承(口承)
登場増田勘次、家祈禱を古くから受ける家の主
出典西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異

どんな伝承か

西之保の十所社の神主は、新暦の正月四日の午前に青野の家々を回って家祈禱を行う。この習いは先々代のころにはすでにあったらしく、もとはもっと広く回っていたと思われるが、いまは五軒だけになった。家人は神棚の前に机を据えて神酒や洗米、するめ、野菜や果物を供え、神主は家祈禱の札と青野の氏神八幡社の札を供えて御幣で祓い、祝詞をあげる。最後に回る増田勘次家では祈禱のあと神主に昼食を出す。札はえびす大黒を刷った木版で、神棚に納めるか勝手の壁に貼り、翌年の左義長で焼くという。

原典より

西之保十所社神主が行う家祈禱は、先々代のころには既にあったらしい。—— 西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異(西春町(編)・西春町史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異(西春町(編)・西春町史)

『西春町史 民俗編2――霊と神・祈禱・怪異』は、西春町の町史の民俗編である。九之坪・岡・沖村・石橋など町内の各ムラに残る御嶽山や塚、堂、小祠、石塔、家の神、祈禱師、祈願と参詣、霊威と祟り、狐や狸の怪異と憑きものを、聞き書きと『徇行記』や村絵図などの記録から記す。霊と神、祈願と参詣、霊威と怪異の三節に続けて、第十二章の伝説の節をムラごとの十八項に分けて並べ、最後の項の五条川の大蛇の目撃談で結ぶ。

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