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初植えに卯の日はよくない

所在地長崎県諫早市森山町
年代昭和期
登場農家
出典日本の俗信 1――迷信の実態

どんな伝承か

農業の迷信を集めた章の第十七例として、田植えの初植えは卯の日はよくないという言い伝えが、長崎県森山の農村から報告されている。この章は稲に関する事例が全四一例の約半数を占め、そのうち一五例までが田植えについてのもので、さらにその大半が日の吉凶に関わる規制だと整理されている。仕事の滑り出しを吉にしたいという気持ちが、田植えの言い伝えを根強く残したのだろうと筆者は述べる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本の俗信 1――迷信の実態(迷信調査協議会(編)・日本の俗信・1949年(昭和24年))

『日本の俗信 1――迷信の実態』は、迷信調査協議会が編み、昭和二十四年に初版を出した迷信調査の報告書で、昭和五十四年に洞史社が復刻した。文部省が昭和二十一年に企画し、全国の小学校を通じて行った慣習状況調査をもとに、暦・日の吉凶・方角・妖怪・占い・民間療法・農漁業にまつわる迷信を統計と解説で扱う。第一章を古畑正秋・今野圓輔らの分担執筆とし、第二章に昭和二十四年度調査の手引、第三章に各地の言い習わし集、第四章に天文暦法の迷信の解明を置く。

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