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下崎の一本杉

所在地埼玉県加須市下崎(一本杉)
年代不明
登場覆面の怪人、辻斬り、行商人
出典騎西町史 民俗編――伝説・昔話・妖怪

どんな伝承か

騎西の本町通りを西へ進み、下崎の民家を過ぎて小川を渡ると、一面が田の寂しい道になる。そこに一本杉が立つ。昔は杉の大木が三本あり、一帯は萱野であった。今の杉は六〇年ほど前に後継として植えられたもので、古わらじが下がり、根元には「道祖神」と刻んだ苔むした石が天を仰いで立つ。わらじはこの神に上げたものだという。昔、この寂しい場所をねらって物取りが出た。ある夕べ、老杉の陰に潜んだ覆面の怪人が、金を懐に帰る行商人を呼び止め、有り金を出せと迫った。ひざまずいて許しを乞う男を「めんどうだ」といきなり太刀で斬り倒し、いずれかへ姿を消した。一部始終を知るのは老杉だけで、こうしたことが幾度も重ねられたと伝える。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

騎西町史 民俗編――伝説・昔話・妖怪(騎西町(編)・騎西町史・自治体史(民俗))

『騎西町史 民俗編』第9章所収の伝説・昔話・妖怪。埼玉県騎西町(現加須市)に伝わる口承を採録する。

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一本杉道祖神行商人

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