河童の恩返し
広告枠(AdSense)
どんな伝承か
むかしは子どもが七歳になると、よく河童に川へ呼ばれて二度と帰らぬことが多かった。ある家で七歳になった子が、どうしたわけか川へ行きたがり、親の制止も聞かない。両親は河童が呼んでいるにちがいないと思ったが手のほどこしようがなく、この世の名残にと子どもの大好物の餅をついて持たせた。子どもは川の淵で餅を食べていたが、食べきれなくなって餅を川へ投げ込みはじめた。そこへ河童が現れて引き込もうとしたものの、餅に目がくらんで食べるのに夢中になり、ついに子どもを川へ引き込まなかった。以来「人一人助かった餅」といって、その十二月一日に餅をついて川へ流す風習が生まれたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第4巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第4巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全89話(栃木・群馬・茨城=北関東)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。
種別から探す
栃木市の伝承
広告枠(AdSense)