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八千八声を助けるジュウイチの鳴き声

所在地群馬県藤岡市坂原
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典日本伝説大系 第4巻

どんな伝承か

旧鬼石町の坂原では、ホトトギスは一日に八千八声鳴かなければならないものだと言い伝えられてきた。ジュウイチという鳥がそばで「ジュウイチ、ジュウイチ」と鳴いているのは、その声の数をかせぐ手伝いをしているのだという。この鳥が鳴くのは春先から夏にかけての季節である。碓氷の坂本のほうでは同じ声を、霧積の湯で子を失った父親が鳥となって十一歳のわが子を探し歩く声だと語り、十一歳の子を霧積へ連れて行っても湯がきかないと言い伝えている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第4巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第4巻』は、日本の伝説を話型ごとに集成した叢書『日本伝説大系』の一冊である。茨城・栃木・群馬の三県に伝わる伝説を、男体・赤城の神争いや榛名湖の入水譚、平将門・源義家・親鸞・弘法大師などの事跡、河童・竜宮・長者・石・姥捨・九十九谷などの話型ごとに収める。各項は代表となる伝承地の話を掲げ、〔類話〕に各地の聞き書きを伝承者名や出典とともに並べ、〔文献〕に縁起・地誌などの古記録を抄出し、柳田・高木による話型名を添える。

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